2016年になったので自分の転職観について書く

自分は2010年の3月に内定をどこの会社からも得られないまま大学を卒業し、その1年後の4月に現在働いている会社から内定を得て、その年の5月から現在まで同じ会社で働いています。つまり、今年の5月で就職してから5年が経過するわけです。

今の会社から内定を得るまでは多分、100社ぐらいの会社の選考を受けており、面接も何十社も受けてきましたが、ほとんどは一次面接で落とされてきました。なので、現在働いている会社には採用してくれたという感謝してもしきれません。仕事は自分の希望していたプログラミングやWeb制作の仕事が主ということもあり、本当によかったと思います。

じゃあなぜ、今回転職の話を書くのか。正直積極的に辞めたいと思っているわけではないのですが、もしかして転職したほうがいいのではないかと思うことが多々あります。今回はそのことについて書こうと思います。

転職したいと思う理由

・仕事がつまらない

 これは現状だけだと思うのですが、最近やっている仕事が全くもって面白くありません。もちろん、サラリーマンである以上、仕事を選べる立場ではないのですが、もう少し開発の仕事(できたら、ウェブ開発)がしたいと思う時があります。まあ、でもこれはたいした問題ではないです。

・会社の業績がここ3年ぐらい悪い

3年前に主要取引先の一社から契約が切られ、そこから急激に業績が悪化していった印象があります(同時に、何人かクビになりました)。さらに、数カ月後に他の主要取引先からも契約が大部分切られることになり、この時ばかりはつぶれるのではないかと思いました。そこで事業転換し、官公庁が公募している小規模の公告案件を入札していき、なんとか会社が保っている状態です(といっても、自分は財務を把握していないので、実際のところよく分かっていません)。
 ここで、3年前と書きましたが、よくよく考えると自分が入ってから業績が悪化し続けている気がしてなりません。そう思う理由ですが、自分が入った時には16人ほど従業員がいましたが、現在は6人しかいません。自分が入ってから、誰も入ってきていない状態です。実は、自分が入って数カ月後にもある主要取引先から切られています。あれ? もしかして自分が疫病神?

・給料が少ない

先ほどの内容からして予想できるとは思いますが、給料は少ないです。はっきり言ってしまうと、年収300万円いきません(その分、残業はほとんどありませんが)。調べてみると、自分の年齢のプログラマだと年収はもっと高いみたいなんですよね……。実家ぐらしなので、特別お金に困っているというわけではないのですが、平均年収を知ると、どうにも少ないよなぁと思って今います(もちろん、平均は平均であって、もっと下もいるとは思います)。
 ただ、実は給料が少ない以前に給料に対してはちょっと困ったことがあります。まず、給与明細がなかなかもらえません。これは、自分が入社してからなのですが、業績が悪化してからはもっと間隔が長くなってきました。ちなみに、最近もらった給与明細は平成27年7月分です。言ったらもらえるのかもしれませんが、絶対に必要というものでもないので、「早くください」と言ったことはありません。ただ、できるなら早く欲しいと思ってはいます。
 後、これはもしかしたら言ったらだめなことかもしれませんが、会社名を公表していないので言うと、実は給料は2社から振り込まれています。もう少し具体的にいうと、自分はA社という会社に努めており、25日になるとA社から給料は振り込まれているものの、月末になると別のB社からも給料が振り込まれるという状態になっています。A社からは健康保険料、厚生年金保険料、雇用保険料、住民税が引かれ、B社からは所得税のみが引かれています。節税対策らしく、その分、手取り額も増えているそうです(ただし、年金は減るとのこと。年金はあてにならないというのが社長の言い分ですし、自分もそれについては同意できます)。自分は業績が悪化してからなのですが、他の先輩方は前からそうなっているようです。マイナンバーが運用されたら、この運用はできないと思っているんですが、どうなんだろう……。
 そもそも、業績悪くなってから経理がいなくなって、経理のことは全部社長一人でやってるんですよね……。それはそれでどうなんだと思わなくないです(同時に社長業もこなせてはいるので、優秀な人ではあると思うんですけどね。実際、かなり頭の回転が早いです)。

・職場に目標とできる人がいない

 自画自賛じゃないですが、自分は会社の中ではHTMLやJavaScriptといったフロントエンド側のウェブ技術に詳しい自信があります。実際、その辺りの仕事についてはよく相談を受けますし、社員の皆さんからも優秀と言ってもらえます。ただ、自分程度のレベルが優秀と言われるこの職場はどうなんだと思う時があります。プログラマには必須のツールと言われるGitは全然使いこなせてないし、興味のあるフロントエンド側のWeb技術だって、JavaScriptフレームワークを使ったことがなければ、AltJSもCSSプリプロセッサーも触りしか使ったことがない。だいたい、未だにpaizaの恋愛SLGでサンタ服をゲットできません
 正直、優秀な人のもとで働きたいなと思うわけです。まあ、このへんは自分勝手な意見かもしれませんけどね。実際、自分より技術力のある人はいるにはいますし(鬱病気味ですが……)。
 そもそも、社長が直属の上司という状況は正直、嫌です。できたら、間に人がほしいです。

・親含めて、会社のことを話すと転職したらどうだと言われる

これは客観的な話。先ほど書いた、給料体系などの話をすると、だいたい転職をすすめられます。そう言われるたびに、したほうがいいんだろうなと思ってしまいます。

転職したくないと思う理由

ここまで転職したくない理由を書いてきましたが、それでも少し転職するには抵抗があります。

・就職活動をしたくない

最初に書いたとおり、自分は何十社と面接に落とされてきており、正直、またそれをやらなければいけないと考えると嫌になります。もちろん、5年分のキャリア経験はあるにはあるものの、採用面接で胸をはっていえるようなことではないです。いや、なくはないのですが、もう一度やれと言われても無理かもしれません……。この5年間でコミュニケーション能力がアップしたかというと、そういうわけではないと思いますしね……。

・自分が抜けると会社が潰れかねない(と思うし、そう言う人もいる)

今、自分が担当しているところはほぼ自分しかわかりません。ただし、そういう状況なのは自分だけではなく、他の社員についてもその人自身しか分かっていない箇所ばかりです。なので、一人でもぬけると、会社が保てなくなってしまう危険性があります。正直、会社には恩もありますし、自分がぬけたことによって会社がつぶれるなんてことにはなってほしくありません。
 ただ、よくよく考えると、昨年、技術のほとんどを担当していた上司が退職した時点で潰れると思ったものの、なんとかやっていけているので、そう簡単には潰れないかもしれません。

・辞める理由がない

なんだかんだ言って、これが一番の理由かもしれません。最初にも書きましたが、積極的に辞めたいと思っているわけではありません。実際、残業もほとんどないですし、仕事をやっていて辛いと思ったことはほとんどありません。しいて言うなら、社長から叱られてる時が一番辛いです(もちろん、叱られる原因は自分にあるのですが)。職場で働いている人は良い人ばかりですし、勤務地は片道一時間と遠いわけではありません。給料は少ないですが、実家ぐらしなのでお金には困っていません。このように少しの不満ならありますが、多分、どこの会社で働くことになっても少しぐらい不満なんてあるものだと思います。社長だってワンマンなところは多少ありますが、決して悪い人ではありません。それどころか、昔の技術者だった時の武勇伝の話を聞くと本当にすごい人だという事がわかり、とても面白いです。なんとか会社を維持しようと奔走していますし、2月以降になるとよくなってくるという話も聞いています。

まあ、いろいろ書いてきましたが、多分、今年も転職せずにすごしていくんだと思います。転職するかどうかは、4月以降にまた考えようと思います。

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