去年行って面白かったので今年も有給とって行ってきました。
神戸ITフェスティバル2013に行ってきた(一日目) | while(isプログラマ)
神戸ITフェスティバル2013に行ってきた(二日目) | while(isプログラマ)
聴講したセミナーは以下のとおり。
1日目
- 基調講演「Webの創成とつながる未来 -25年の歴史と止まらない歩み」深見 嘉明(特定非営利活動法人リンクト・オープン・データ・イニシアティブ) | 講演・セミナー | 神戸ITフェスティバル2014
- 近畿管区警察局presents 情報セキュリティForum
- 「楽しく役に立つロボットとビジョンの研究」金出 武雄(カーネギーメロン大学) | 講演・セミナー | 神戸ITフェスティバル2014
- 「HTML5の現状と将来どのように変わっていくかを初心者にも分かりやすく紹介」佐川 夫美雄(html5jエンタープライズ部) | 講演・セミナー | 神戸ITフェスティバル2014
- 「Web制作者必見!ユーザーにわかりやすいデザインを実現する『Google Material Design』を表現してみよう!」阿部 正幸(KDDIウェブコミュニケーションズ) | 講演・セミナー | 神戸ITフェスティバル2014
2日目
- 「データ消失事故を振り返って~あの時、社内で何が起こっていたか~」村竹 昌人(ファーストサーバ株式会社) | 講演・セミナー | 神戸ITフェスティバル2014
- ウェアラブルデバイス女子会(さのもの・ さっちゃん/ 日本ウェアラブル デバイスユーザー会・ おけい、あすみん/ 神戸ITフェス・ まきんちょ) | 講演・セミナー | 神戸ITフェスティバル2014(前半のみ)
- 「『3Dプリンターブーム』の実際と、これから少し先の未来」原 雄司(株式会社ケイズデザインラボ) | 講演・セミナー | 神戸ITフェスティバル2014(後半のみ)
- カエルとさっくるのWeb of Things 入門!
- 「2045年問題 コンピュータが人類を超える日」松田 卓也(NPO法人あいんしゅたいん) | 講演・セミナー | 神戸ITフェスティバル2014
- 「大阪イノベーションハブがつなぐ地域とIT」(大阪市ー大阪イノベーションハブ) | 講演・セミナー | 神戸ITフェスティバル2014
今年はセミナーも展示も昨年とくらべてかなり増えていたように思います。ただ、昨年のいまいち萌えない娘を全面に押し出したサイトやKOBerrieSのライブなど、ITイベントらしくなく、それでいて面白い感じはあったのですが、今年は普通のITイベントという印象。しいていうなら、お子さんが多かったという点では他のITイベントとは違うかもしれません(自分には関係ないですが)。
でも、よくよく考えたら、攻殻機動隊 展示ブースというのがあったので、そこはちょっと雰囲気違ったかも? ただ、自分自身がこのアニメをよく知らない(オープニングはニコ動で見たことある程度)ので、特別何も思わなかった(好きな人は興奮したんだろうけど)。
それ以外の点でも、去年のほうが面白かったかな。まあ、何事も初めて行った時のほうが面白く感じるもんかもしれませんね。関西オープンソースのイベントも初めて行った時のほうが面白かったですし(ただ、自分が初めて関西オープンソースに行った時は、Google,Microsoft,Mozilla,Operaのブラウザベンダーの講演やセミナーがあったので、すごかったです)。
他にも今年はセキュリティやウェアラブルデバイスについてのセミナーや展示が多かった印象。そうそう、今回の初めて、OWASP Kansaiという団体を知りました。そもそも、OWASPという団体すら、知らなかったのですが、Webアプリケーションのセキュリティ改善に向けた啓発、研究活動を行う非営利団体だそうです。自分も最近セキュリティについて気になってきて、先日も情報セキュリティ入門 第3版という本を読んだところです(図書館で借りた本ですが)。うちの会社のサイトもこういう点は弱いので、改善していきたいです。
セキュリティといえば、1日目に開催された情報セキュリティForumがある意味すごかったです。近畿二府四県の警察局のゆるキャラが大集合で圧巻でした。もしかして、全国の都道府県の警察局にゆるキャラがいるのだろうか。はたして、必要なんだろうか。
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自分はどのキャラも知らなかった(兵庫県のこうへい君・まもりちゃんなら見たはあるような気はした)のですが、滋賀県の『けいたくん』の落ち着きのなさに笑いました。滋賀県の取り組みを紹介してる人が途中で中断してけいたくんに注意するほど(それでも落ち着きなかったけど)。そっちが気になりすぎて、滋賀県の取り組みについては全く覚えてませんし、メモもとれませんでした。
そういや、このフォーラムの後半のパネルディスカッションで知ったのですが、現在の法体制は情報ではなく、物に価値を置いているようで、例えば情報を盗まれても不処罰だそう。そういう点でも企業がちゃんと対策しないといけないのかもしれませんね(法で処罰があるから対策しなくていいというわけではないですが)。
大学教授の金出武雄さんや松田卓也さんの話は研究発表みたいな講演でした。どちらも興味深かったのですが、金出さんの話は本当にすごかったです。自分が無知だっただけですが、1990年代にすでにそんなことができたのかと驚く話がいろいろありました(3次元復元とか自動運転とか)。
さらに、現在研究していることも衝撃でした。夜の雨の運転でヘッドライトにあたった雨が反射して白く見えてしまうため、周りが見えにくいため、雨の部分だけ光をあてないようにする技術。ある程度、実証実験で成功しているようなのですが、そんなことができるのかと驚きです(ヘッドライトにはプロジェクターを使うそうです)。
後、ウェブ制作を仕事にしている自分としてやっぱり気になったのが、HTML5の話。HTML5の現状と未来という話は、それなりに知ってる(ただし、やったことはない)話だったのですが、ものすごく面倒に感じました。本当にそこまでやらなきゃいけないのかと(JavaScriptフレームワークに、altJSに、CSS preprocessorに)・・・。こういう話聞くたびに思うのだけど、本当にそこまでやれてるのだろうか。YEAMONとGrunpでだいぶ効率化できるそうだけど、JavaScriptとCSS以外にaltJSとCSS preprocessorの書き方を覚えなきゃいけないというだけで大変(Coffee SCriptなんか、だいぶJavaScriptと書き方異なるし)。
後、Google Material Designについて。てっきり、Googleが作ったWeb制作用のサービスかソフトだと思ったのですが、そうじゃなくて、ユーザーに分かりやすいデザインを実現する概念だそうです。
ただ、自分で一から実装しようとなるとかなり大変だそうで、現状はPolymerやMateliarizeといったJSライブラリやCSSフレームワークを使うことになるそうです(参考:Material Design対応の使えるCSS・JSフレームワーク集 | レンタルサーバーのCPIスタッフブログ)。これを見てると、CSSでの簡単なアニメーションの実装ぐらいできるようになっておいたほうがいいんだろなと思いました。
そして、今回、最も注目していたファーストサーバの『データ消失事故を振り返って』。聞いてるだけでドキドキしました。これは是非、映画化してほしいですね(無いだろけど)。どういった内容だったか書きたいのですが、講演者から誤解を与える可能性があるのでソーシャルでの共有はやめてくださいとのことなので書けません(あれ? ブログはいいのか? いや多分、そういうことじゃない)。自分も先日、サイトの大切なファイルを消して半日以上サイトが見れない状態になっていたので、他人事じゃないんですよね(半日以上気付かれないようなサイトという時点で、被害は大したことなかったのですが)。
なお、そのファーストサーバですが、展示会場でタブレットのくじを引くように言われて、当たりを引き、ファーストサーバオリジナルのKitKatやチロルチョコをもらいました。
今回得た戦利品では一番良い物だったかもしれません。
後、もらったものといえば、GMOの展示会場でカレンダーとステッカーをいただきました。
この品は、マジックテープのついた玉をダーツボードに投げて、ヮピコ(ワピコ)のコスプレをした人に勝ったらもらえるということだったのですが、自分の運動神経のなさを思い知らされました。なんと2回連続で的に当たらないというミス。的に当たる前に玉が下に落ちていく。当たるまでやらせてもらえ、3度めでようやく当てたものの、端っこの得点が低い場所。そうして次に、コスプレイヤーさんが玉を投げたのですが、的に当たらず。自分と違い、なぜか1度目で終了。自分の勝ちという結果に。なんだかすごい悲しかったです。普通にゲームなんかやらずに、物もらえるだけでいいんですけどね(うまい人は楽しいんでしょうけど)。まあ、ゲーミフィケーションという考え方でいうと、正しいのかもしれませんね。
他に展示会場では、Dmet ideaというクラウドソーシングについての展示がありました。まだサービス事態、始まったばかりだそうですが、アイデアのみで支援を受け付けることができるクラウドファンディングだそうです。クラウドファンディングというと、何か作れる人が、こういうのを作りたいから出資してくださいと募るイメージがあるのですが、そうではなく、何か作れない人でも、何かを作るアイデアさえ持っていたら出資を受付、デザイナーやエンジニアに協力をもとめて採用されることがあるそう。どれぐらいうまくいくかは未知数だと思いますが、ちょっと気になりました。
後、最近気になっているウェアラブルデバイスについて。話し聞いてて驚いたのですが、3Dプリンタで作ってるロリジナルのデバイスを作ってるという人が何人かいて驚きました。そういう世の中なんですね。3Dプリンタのほうの話も、面白かったです。3Dプリンタがもっと一般的になれば、B to C(Business to Consumer)ではなく、B to I(Business to Individual)、つまり、一般大衆ではなく、個人個人にあわせた一品物が簡単にできる時代になるだろうとのこと。オーダーメイド製品がコストを抑えてできるということですね。早くそういう時代になってほしいものです。
最後に聴講したのが、大阪イノベーションハブ(というより、ハッカソン)についての講演。先日話題になっていた、シャープの萌える掃除機もこの場所で行われたハッカソンがきっかけで製品化されたようで、展示もされていました(参考:「おはようダーリン、起きてー!」 シャープ、萌える掃除機“ツンデレ妹”「COCOROBO」発売決定 – ITmedia ニュース)。
ただ、この講演のメインはMBSハッカソンという、MBS(毎日放送)と提携して行われたハッカソンについての話。入賞した上位三団体が実際に作ったアプリを紹介していました。チーム共犯者という団体の作品は、いろいろとひどかったです(それは、夜中のサンテレビかテレビ東京でやる番組だろと)。
最初のほうで、去年より面白くなかったみたいなこと書きましたが、今年も面白かったです。多分、来年も行きます。それよりもう少し、こういうイベントに行く頻度、増やそうかな。名刺もってないのに、名刺交換を求められるけど。
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