Vue.jsでmousedownとtouchstartのイベントを扱う

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(Vue.jsと書いたけど、そんなにVue.jsは関係ない)

業務でVue.jsを用いてウェブアプリを作っているのですが、そのアプリのうち、あるボタンをクリック(タップ)ではなく、触ったとき、つまりマウスのボタンを押し下げた時やタッチデバイスに触れた時にイベントが発生してほしいという要望を受けました。

それを聞いた瞬間、「Pointer Events」が使えると思いました。過去にここのブログでも紹介しています(現時点でIEのみ実装されてるPointer Eventsが超便利 | while(isプログラマ))。過去にはIEでしか実装されてなかったそろそろ他のブラウザでも実装されてるのではないかと思い、ためしにpointerdownで実装してみました(参考:pointerdown – Event reference | MDN)。試しにChromeで動かしてみると、想定通りに動きました! やったー!

と思ったのもつかの間、「できました!」と上司に伝えたところ、「iPhoneで動かないんだけど」とのこと。なんと、PointerEventsはSafariには実装されてませんでした(泣)。
参考:Pointer events:Can I use… Support tables for HTML5, CSS3, etc

仕方がないので、mousedownとtouchstartで書き直すことに。まあ、一つ記述が増えるだけだしいいか。多分、マウスボタンを押すとmousedown、タッチパネルでタッチするとtouchstartのイベントが発生するだろうしと思って、下記のような感じで書きました(イベント内にはconsole.logの記述しかしてませんが、実際には通信処理を行う記述でした)。

うんうん。確かに、マウスでもタッチパネルでも反応しますし、押すとボタンの色も変わってくれます。これでいいかと思って上司に報告。しちゃダメでした。「二回発生しているように思うんだけど」と……。いやいやそんな馬鹿な。実はタッチしたときに2か所で反応しちゃってるだけじゃないの? なんて思いましたが、試しにChromeのDeveloper Toolのエミュレータで見てみるとtouchstartもmousedownのイベントも発生しました(しかも、mousedownのイベントが発生しない時もある)。

調べてみると、確かにタッチデバイスでもマウスイベントが起こるものらしい。preventDefault()でデフォルトイベントをキャンセルするとmousedownは発生しないらしい(参考:TouchEvent と MouseEvent の両方をサポートする – ウェブデベロッパーガイド | MDN)。仕方がないので、Vue.jsのpreventイベント修飾子を使って実装することに。

この実装で何回か試してみて確かにイベントが一回しか実行されないようになりました。これで一安心。と思ったのもつかの間。「Androidだと押した感じがしないのだけど」と。いやいや、active疑似クラスでボタンの色は変えてるし……。と思って自分のAndroidで試してみるとタップしてもボタンの色が変わりませんでした……。preventDefault()を行うことで、active疑似クラスのスタイル指定が反応されなくなってしまったのでした。仕方がないので、自分でアクティブ化用のクラスを追加し、ポインターがはずれるとクラスを外すことに。

早く、PointerEventsが使えるようになってくれないだろうか。

vue uiではじめる単一ファイルコンポーネントのVue.js

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今年からVue.jsを使ったプロジェクトに関わるようになりました。前から気にはなっていたのですが、趣味で使う気にもなれず、ようやく触ることができました(自分が興味があった技術に触れることができる仕事というのもなかなかうれしいもんですね)。

Vue.js自体は、去年の11月にヘルプとしていった出向先で少し触れています。その時は、「何だこれ? 拡張子がvueで、同じファイルにHTMLとJavaScriptとたまにCSSが書いてあるぞ。Vue.jsってjQueryみたいなJavaScriptのライブラリじゃないのか?」なんて思ったのですが、今回のプロジェクトに配属になってそれが単一コンポーネントというものだと知りました(参考:単一ファイルコンポーネント — Vue.js)。

というわけで今回はその、Vue.jsの単一ファイルコンポーネントのプロジェクトを作成する方法を紹介。大概、コマンドラインで作成する方法が紹介されることが多いですが、今回はWebブラウザを使った作成方法について紹介します。

まずは、npmでVue CLI3というVue.jsの開発支援ツールをnpmでインストール(npmが無い人はNode.jsでインストールしてください)。

つづいて「vue ui」とコマンドをうちます。

そうすると、自動的にWebブラウザがたちあがって、下記のような画面が表示されます。日本語で書かれているので特に迷うことはないと思います(Vue.jsは本当、サポートページも日本語ページが存在して本当に便利です。ただ、Vue CLI 3のサイトは日本語ページが存在しないんですよね……)。

ここで「作成」ボタンを押し、プロジェクトを作成する新しいフォルダを作ります(この処理はいらないのですが、一応ここでフォルダも作れるという説明のために)。


フォルダができたら、「+ここに新しいプロジェクトを作成する」というボタンをクリックします。

下にある「次へ」ボタンをクリックします。スクリーンショットをとっていませんが、プロジェクトフォルダは「vue-test」としました。

プリセットを選択します。ここでは、あえて「デフォルトプリセット」を選びます(あえてと言ったのは、デフォルトだとVue RouterやVuexがインストールされないからです。後でこの二つについてもインストールします)。

そうすると、プロジェクトの作成が始まります。

「プロジェクトダッシュボード」という画面になると、プロジェクトが作成できています。

フォルダを見てみると、確かにファイルができていました(と、ここで気づいたのですが、vue-testフォルダの下にvue-testフォルダができてしまっているという。そりゃあ、設定のプロジェクトフォルダなんて名前につけたからそりゃそうなりますよね……)。

つづいて、左側のメニューの一番下にある「タスク」をクリックし、つづいてでてきたメニューの「serve」をクリックします。

「タスクの実行」というボタンがでてくるので、このボタンをクリックします。

そうすると、作成されたプロジェクトの開発用サーバ上で起動します。トップページは下記のようになっているはずです。

ところで今回、プロジェクトをデフォルトで作成してしまったので、Vue RouterやVuexが入っていませんので、vue uiを用いてインストールします。左のメニューから「プラグイン」を選択すると、上に「Vue Routerを追加」や「Vuexを追加」ボタンが表示されています。予想できると思いますが、このボタンをクリックすることで簡単にインストールできます。

インストールすると先ほどのトップページが下記のようになります。

URLに「/#/」とついて、さらに「Home|About」というリンクが表示されてますね。これが、Vue Routerの機能です。「About」のリンクをクリックすると、下記のようになりました。

Visual Studio Codeでプロジェクト内のsrcフォルダにあるmain.jsを見てみると、下記のようになっていました。このうち「router」がVue Routerの機能のことで、「store」がVuexの機能です。ちゃんとどちらも追加できたようです(ちなみに、Visual Studio Codeには、「Vetur」というvueファイル作成支援用の拡張機能を追加しています)。

ちなみに、vue uiの画面ですが、左下にある家のアイコンボタンを押すことでホーム画面に戻れます。

また、今回は新しくプロジェクトを作成しましたが、既存のプロジェクト(コマンドラインで作成したプロジェクト)を追加したい場合はインポート機能を使ってvue ui上で扱うこともできます。

というわけで、今年はVue.jsについていろいろ勉強していきたいと思います。